「林修のニッポンドリル」JR山手線2時間SPを振り返ってみた。

  • URLをコピーする
  • Xでシェアする
  • lineでシェアする
  • facebookでシェアする

2023年5月24日(水)放送のフジテレビ「林修のニッポンドリル」JR山手線2時間SPはご覧になりましたか?

(出典:フジテレビ

山手線駅のできた順番を追いかけながら、東京の街の発展の歴史も知ることができる内容でしたね。

豊島区の駅としては4駅が登場しました。
解説していただくのは、山手線研究歴20年以上の小林祐一さん。

放送を振り返ってみましょう。

※記事は下に続きます

目白駅

まずは、豊島区の駅の中で山手線に最初にできた目白駅。

大物政治家も住んでいた高級住宅街で有名な駅です。

(出典:以下画像は全てTVer

1885年開業で、全山手線の駅では6番目に誕生しています。

なんと目黒駅と全く同じ日にできたんだそう。

目白駅周辺にお茶屋さんが多いって、気がついていましたか?
目白駅が誕生した理由はお茶にあるようですが…
所沢や東村山など、「狭山茶」産地からお茶を運ぶことが目的にできた駅なんだそう!
さらに当時は「目白」という地名もなく、目黒不動からとった「目黒駅」に合わせて「目白不動」から駅名ができたんだって。

目白、目黒にはそんな歴史があったのですね。

ちなみに大物政治家というのは、田中角栄さん。

当時は大勢の人が自宅に押し寄せ、多いときで1日300人が押し寄せたんだとか。

※記事は下に続きます

池袋駅

続いては11番目に開業した池袋駅。

1903年の開業です。
池袋のイメージと言えば、百貨店の激戦区。
ただ開業当時はご覧の通り、今からは想像もつかないほど何もない場所だったようです。
しかも、元々は雑司が谷方面に駅を作る予定だったそう。

池袋に駅を作る原因になった「重要施設」があるそうなのですが…

ヒントはこちら。なんだかわかりますか?

実はこれは排水口。なんの施設の排水溝かというと、

巣鴨プリズン。
この重要施設を避けるため、池袋に駅を作ることになったんだそう。
駅ができたことによって百貨店が誕生し、だんだんと人が集まってきたんですね。

以前は屋上にプールやヘリポートもあったんだとか!

ただ、駅周辺が便利になりすぎたせいで街に人が流れない「駅袋」問題も1970年ごろ発生してきます。

それを解消させるためにできたのが…

池袋・サンシャインシティ!東京拘置所跡地に誕生しました。

およそ1900億円の費用でできた、当時アジアイチの高さを誇る建物です。

ちなみに、池袋トラップ「東が西武で西東武」についても理由の解説がありました。

気になる方は本編をチェックしてみてください!

※記事は下に続きます

大塚駅

そして、池袋駅と同じ日にできたのが、大塚駅。

当時は池袋駅より栄えていたんだそう。
当時の賑わいの名残がこの看板にあるというのですが…
大塚は花街として栄えていたんですね!

「三業」というのは芸者置屋、待合、料理屋の3つを示す言葉なんだって。

なぜ大塚が花街に?という理由には、渋沢栄一が王子駅に創設した「王子製紙」が深く関わっていました。

詳しい理由は番組をチェック!

ちなみに今も大塚では1人の芸者さんが活躍中なんだそう。

※記事は下に続きます

巣鴨駅

さらに、池袋・大塚と同じ日に開業したのが

巣鴨駅。
中山道と線路が交わる駅ということで、繁華街として栄えていたそう。

繁華街だったのが「おばあちゃんの原宿」と呼ばれるまでに高齢者の集う街になった理由、考えたことありますか?

とげぬき地蔵で有名な「高岩寺」に秘密があるみたい。

その仕掛けが縁日。

通常は24日だけに行う縁日を、高岩寺では4日と14日も開催し月3日に。

平日開催も多かったので、結果的に参拝者の多くが年配層になったんだとか。

番組では桜の品種「染井吉野」誕生話についても触れられていました。

全体的にとても勉強になる回でした。

歴史を知ると、普段使用している駅もまた面白く見えてきますね!

見逃し配信はTVerで確認できます。(期間限定)
気になる人はチェックしてみてください!